発達性協調運動障害とは?早期発見・早期支援が大切な理由と運動療育の効果

うちの子、動きがぎこちないかも?

もしかしたらそれは発達性協調運動障害かもしれません

 

 

発達性協調運動障害とは?

発達性協調運動障害(DCD)とは近年注目され始めた発達障がいの一種で、協調運動を行う能力の低下がみられる発達障害の一つです。

具体的には、簡単な運動であっても動作の不器用さや運動のぎこちなさがみられ、日常生活に支障をきたすことがあります。

一言で説明すると非常に不器用なことです。

 

発達性協調運動障害(DCD)は、子どもの発達期に顕著に現れることが多く、幼児期や小学校低学年に多くみられます。

そのため、発達遅滞や注意欠陥・多動性障害と混同されることがあるため、早期に正しい診断を受けることが大切です。

 

 

発達性協調障害の症状と影響

DCDの主な症状は協調運動の不器用さや運動のぎこちなさです。

特に以下のような症状が見られることがあります。

 

・球技やキャッチボールが苦手で、ボールを追いかけることができない。

・鉛筆の持ち方や字の書き方が不自然で字が下手である。

・自転車の乗り方ができない、または運転が不安定である。

・階段の上り下りが不安定で、転倒しやすい。

これらの症状により、体育の授業や運動会、クラブ活動、友人との遊びなどで苦手意識を持つことが多く、自己肯定感の低下につながります。

 

さらに、発達性協調運動障害(DCD)は学習面にも影響を与えます。

運動に対する苦手意識から学校生活全般に対して自己肯定感が低下する場合があり、成績が低下することもあります。

 

早期発見、早期支援が大切

発達性協調運動障害のある子ども達は、体育の授業や友達との遊びの中で嫌な思いをすることが多くなりがちです。

それが積み重なって自己肯定感の低下に繋がり、学校生活や社会生活に影響を及ぼすことがあります。

そのため早期に発見し、適切な支援を行うことが必要です。

 

発達性協調運動障害の診断は専門的な知識が必要です。

診断には専門家の判断が必要であり、特に小学校低学年の場合は、単なる未熟さとの区別が難しいことがあります。

そのため、不器用さを感じた場合は、早めに専門家に相談することが大切です。

 

 

運動療育の効果

発達性協調運動障害には、運動療育が効果的です。

当グループの運動療育は、オーダーメイドの運動プログラムを提供することで、子どもの能力や特性に合わせた支援を行うものです。

運動療育では、子どもが自信を持てるような課題を提供し、成功体験を積み重ねることで自己肯定感を高めます。

 

例えば、ボールを投げたりキャッチしたりする練習をしたり、バランス感覚を養うために平衡感覚を鍛える課題を提供することがあります。

また、子どもが苦手意識を持っている運動についても、専門家が的確なアドバイスを行うことで、克服に向けたサポートを行います。

 

運動療育によって、子どもが自分自身に自信を持ち、自己肯定感が向上することで、学校生活や社会生活において、自分の能力を最大限に活かせるようになります。

 

まとめ

発達性協調運動障害は、運動が不器用な状態が継続することによって生じる障害です。

自己肯定感の低下に繋がるため、早期発見、早期支援が大切です。

子供の発達について少しでも不安を感じる方はお気軽にお問い合わせください

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